オンラインストレージを「ネットワークドライブ」化してCドライブを解放する方法

2026年03月15日 11:49
カテゴリ: パソコン系

OneDriveやGoogleドライブ、Dropboxなどのオンラインストレージを仕事で使っていると、どんどんどんどんCドライブが埋まってしまいます。
(人によってはDドライブだったり)

公式の同期アプリを入れると、同期のせいでPCが重くなったりダブルブッキングでどっちのデータか分からなくなったり…。

そこで今回は、オープンソースのツール 「WinFsp」と「rclone」という2つのツールを使って、OneDriveやGoogleドライブやDropboxを、「Oドライブ」や「Gドライブ」として、まるで「外付けHDD」のようにマウントして使う方法を解説します。

この手順を最後まで行うと、次からはパソコンを立ち上げただけで勝手にドライブが使えるように表示されています。
この設定を行うのは最初の1回だけです。

ステップ1:土台となるWinFspのインストール

まずは、Windowsが仮想ドライブを認識できるようにするためのソフトを入れます。

  1. 公式サイトへアクセス:WinFspダウンロードページ を開きます。
  2. インストーラーを保存:画面中央にある緑色のボタン「Download WinFsp Installer」をクリック。
  3. 実行:ダウンロードされた .msi ファイルをダブルクリックして起動します。
  4. セットアップ:設定画面が出ますが、何も変更せず「Next」を押し続けてインストールを完了させてください。

これで「仮想ドライブを動かすための道路」が完成しました。

なぜこれが必要?

Windows自体には「クラウドをドライブとして認識する機能」が備わっていません。
WinFspをインストールすることで、rcloneが作った仮想ドライブをWindowsが認識できるようになります。

ステップ2:rcloneのダウンロードと配置

次に、クラウドと通信する本体「rclone」を準備します。

  1. 公式サイトへアクセス:rcloneダウンロードページ を開きます。
  2. ダウンロード:Windowsの表にある「Intel/AMD - 64 Bit」のダウンロードアイコンをクリック。
  3. 解凍:ZIPファイルを解凍します。
    中には色々入っていますが、使うのは rclone.exe だけです。
  4. フォルダ作成:Cドライブに「rclone」という名前のフォルダを作り(C:\rclone)、そこに rclone.exe を移動させます。

ステップ3:クラウドとの紐付け設定(config)

ここが一番の山場です。
順番通りに打てば大丈夫です。

  1. コマンドプロンプトを起動:Windowsボタンを押して検索窓に「cmd」と打ち込んで起動し、
    cd C:\rclone
    と入力してEnter。
  2. 設定開始:
    rclone config
    と入力してEnter。
  3. 対話形式で入力:n (New remote) を入力 → Enter。
  4. 名前入力:onedrive と入力 → Enter。
  5. 種類選択:ズラッと出るリストから onedrive を探して、その番号(41かな?)を入力 → Enter。
  6. ID・シークレット:client_id と client_secret は何も書かずに Enter。
  7. Option regionは1を入力→Enter。
    (Microsoft Cloud Global)
  8. テナントID:Option tenant も何も書かずに Enter。
    (「これは会社や学校などの組織(テナント)で管理されている特別な設定が必要なアカウントですか?」と聞いてきています)
  9. 高度な設定:Edit advanced config? は n を入力 → Enter。
  10. Use web browser to automatically authenticate rclone with remote? は y を入力 → Enter。
  11. ブラウザでの操作:ブラウザが開くので、OneDriveにログインして「許可」をクリック。
    「Success!」と出たらブラウザを閉じて、コマンドプロンプトに戻ります。
  12. 最終仕上げ:1 / OneDrive Personal or Business を選択(1を入力 → Enter)。
  13. ドライブの情報が出たら y (Yes this is OK) → Enter。
  14. 最後に q →Enter を打って設定を終了します。

ステップ4:自動マウント用のバッチファイル作成

パソコン起動時に毎回コマンドを打つのは大変なので、自動化する設定です。

こちらのmountテキスト をダウンロードし、ファイル名の拡張子を「bat」に変更し、Cドライブのrcloneフォルダの中に保存してください。

そしてこのファイルのショートカットをスタートアップフォルダに入れたら、パソコンを起動すると自動的にマウントされるのですが、これだと黒い窓がいちいち立ち上がったりしますので、それを隠す設定も行いましょう。

ステップ5:黒い窓を見せない設定

バッチファイルだけでも便利ですが、PC起動時に一瞬だけ「黒い窓(コマンドプロンプト)」がパッと出るのが気になると思いますので、完全にバックグラウンドでマウントさせる設定を行います。

今度はこちらのcloud-hideテキスト をダウンロードし、ファイル名の拡張子を「vbs」に変更し、Cドライブのrcloneフォルダの中に保存してください。

スタートアップにショートカットを置くのはbatファイルではなく、こちらのvbsファイルのショートカットを置いてください。

スタートアップへの登録方法

Windowsボタン+Rで出てきた小窓に

shell:startup

と入力し、Enterを押すとスタートアップフォルダが立ち上がります。

このフォルダの中に、ショートカットを置きます。
(右クリックしながらドラッグして「ショートカットをここに作成」を選ぶ)

ステップ6:OneDriveの接続を解除

右下タスクトレイにあるOneDriveの雲のマークを右クリックして「設定」へ。

このPCからリンクを解除する」を行って
念のためパソコンを再起動し、同期されないことを確認してから、
Cドライブに残っているOneDriveフォルダを削除してください。

まとめ:自分専用のストレージ環境が完成!

これで設定はすべて完了です!

次からPCを起動したときには、黒い窓ひとつ出ることなくエクスプローラーの中に「Oドライブ(OneDrive)」が表示されているはずです。

  • Cドライブを圧迫しない
  • アプリ動作の重さから解放される
  • まるで外付けHDDのように扱える
  • 勝手なバックアップをしない

快適になりましたか?

僕はもう公式アプリには戻れません。笑

今回はOneDriveを例にしましたが、GoogleドライブでもDropboxでも手順は同じです!

ぜひ自分なりの「ドライブ構成」を組んでみてください!

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執筆者

大岩智将

大岩 智将 OHIWA Tomoyuki

2013年に「縁グラフィクション」で起業。 神経質なところがあるので丁寧に仕事をしますが、たまにぬけてます…汗
サッカーチームの代表もしていますが、先頭で引っ張っていくのではなく裏方でサポートするほうが好きです。→詳しい紹介

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